【第(2)類医薬品】第一三共ヘルスケア クロマイ-P軟膏AS (6g)


クロマイPは、大量または長期にわたる広範囲の密封法(ODT)などにより、ステロイドを内服した場合と同様の副作用があらわれることがあります。
また、クロマイPには抗生物質が含まれているため、漫然と使用すると耐性菌が発現するおそれがあります。さらに、長期連用でアミノグリコシド系抗生物質の副作用である腎障害や難聴が生じることもあります。
思わぬ副作用を避けるため、クロマイPを使用する際には指示された期間をきちんと守り、自己判断で使用範囲を広げないようにしましょう。


クロマイPを長期連用すると、薬を外用した部分に白っぽいニキビのようなもの(ステロイドざ瘡)が多発することがあります。また、皮膚の萎縮や毛細血管の拡張(ステロイド皮膚)があらわれることもあります。
これらの症状があらわれた場合は、クロマイPの使用を徐々に控えてステロイドを含まない薬剤に切り換える必要があります。そのため、クロマイPの使用でニキビが多発したり皮膚の変化が生じたりした場合は、診察時にご相談ください。

クロマイPの適応菌種は、クロラムフェニコール/フラジオマイシン感性菌です。
適応症は、深在性皮膚感染症や慢性膿皮症、湿潤、びらん、結痂をともなうか二次感染を併発している湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む)、外傷・熱傷および手術創などの二次感染です。
通常は、1日1~数回直接患部に塗布または塗擦するか、無菌ガーゼなどにのばして貼付します。

第一三共ヘルスケア クロマイ-N軟膏 12g [第2類医薬品 皮膚用治療薬]

クロマイPは、病気の治療で内服薬を服用している場合でも使用できます。ただし、他のステロイド外用薬を使用している場合は過剰投与になるおそれがあります。使い分けが必要な場合もあるため、必ず併用薬をお伝えください。

クロマイPの成分であるクロラムフェニコールおよびフラジオマイシンは、細菌のたんぱく合成を阻害して抗菌作用を発揮します。クロラムフェニコールは、特にブドウ球菌属、肺炎球菌を除くレンサ球菌属、腸球菌属、大腸菌、などに静菌的に作用します。一方、フラジオマイシンは、グラム陽性・陰性菌、抗酸菌、放線菌、レプトスピラなどに対して殺菌的に作用します。
また、プレドニゾロンは、起炎物質の生合成抑制と炎症細胞の遊走抑制により、抗炎症作用をあらわすと考えられています。
これら3剤の合剤であるクロマイPは、幅広い抗菌作用を持ち、ステロイドを使いにくい感染部位にも使用できる有用性の高い外用薬といえます。

医師の指導に従い、少量のクロマイPを短期間使う限りにおいては特に問題はないとされています。ただし、催奇形性や発育障害、副作用などのリスクがまったくないわけではありません。
したがって、大量・長期・広範囲の使用はできるだけ避けてください。

クロマイP(一般名:クロラムフェニコール・フラジオマイシン硫酸塩(プレドニゾロン含有))は、2種類の抗生物質(クロラムフェニコール、フラジオマイシン)と抗炎症作用を持つステロイド(プレドニゾロン)を配合した外用薬です。
抗生物質を含むため、通常は細菌感染をともなう場合、あるいはそのおそれのある湿疹や皮膚炎、外傷、熱傷などの治療に用いられます。
ステロイドと抗生物質の配合外用薬は、他にフルコートF(フルオシノロンアセトニド+フラジオマイシン硫酸塩)、ベトネベートN(ベタメタゾン吉草酸エステル+フラジオマイシン硫酸塩)、リンデロンVG(ベタメタゾン吉草酸エステル+ゲンタマイシン硫酸塩)などがあります。
なお、ステロイド外用薬は作用の強さで5つのクラスに分類されますが、クロマイPの成分であるプレドニゾロンの強さは、最も弱いウィーククラスです。


【薬剤師が解説】クロマイ | 第一三共ヘルスケア【効果/副作用】

1.クロラムフェニコール,フラジオマイシン硫酸塩の2つの抗生物質と,抗真菌剤のナイスタチンを配合しています。
2.おでき,ふきでもの等,化膿性皮膚疾患の様々な原因菌に効果を発揮します。
3.患部を保護し,伸びのよい軟膏なので,ジュクジュク患部からカサカサ患部まで幅広く使用できます。

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水虫の原因は細菌ではなく、真菌(カビの一種)です。そのため、クロマイPでは治療できません。また、ステロイドを含む外用薬を真菌感染症に使用するとかえって症状が悪化することがあるため、水虫(白癬)への使用は禁忌となっています。
なお、水虫には専用の治療薬があります。お悩みの場合は診察時にご相談ください。