去痰、鎮咳、排膿の効能があり、痰・咳、ノドのはれ・化膿などに用います。
半夏瀉心湯は口内炎や下痢、胃炎などを改善する漢方薬の1つです。出典は中国の医学書である金匱要略(キンキヨウリャク)、傷寒論(ショウカンロン)です。
胃腸が弱く、冷えを伴うような方の頭痛・めまいに使われる漢方薬です。
12種類の生薬から構成されており、主薬である半夏、白朮及び天麻の名を取って名付けられています。
身体が冷え、水分バランスが乱れてしまったことにより生じた胃腸機能を改善し、気の巡りを良くして、めまいや頭痛を改善します。
出典は中国の名医・李東垣(リトウエン)が生み出した処方で脾胃論に収載されています。
名称の由来は7種類の生薬からなり、半夏を主薬とする事と、瀉心といわれる心窩部(みぞおち)が塞がった(ふさがった)ような感じを取り除く薬効を有することから名付けられました。
口内炎に対する半夏瀉心湯の基礎研究では抗炎症作用、鎮痛、抗菌、組織修復作用、フリーラジカル消去能の作用が報告されています。
君薬の半夏は、痰湿を乾燥させて除去し(燥湿化痰)、上昇した気を降ろして吐き気を緩和させる(降逆止嘔)。 自律神経系の失調も改善する。
などの柴胡剤,(はんげこうぼくとう),(しょうはんげかぶくりょうとう)
構成生薬のうち,半夏,生姜の組み合わせにより,痰の除去と鎮吐作用を目的として配合する.
それは「口渇」です。「口が乾く」「舌が乾燥している」ような場合には「半夏」を使うとより乾燥させてしまうので適応外となります。では、「口渇」が顕著な場合はどうしたらいいのでしょうか?それは前回お話した「利水剤」(「利尿剤」ではありません!)が活躍します。その生薬が多く含まれた漢方薬の代表選手が『五苓散(ゴレイサン)』なのです。
口内炎や下痢、胃炎、胸やけなど幅広い症状を改善する漢方薬です。効能効果はみぞおちがつかえ、ときに悪心、嘔吐があり食欲不振で腹が鳴って軟便または下痢の傾向のある方の口内炎、急・慢性胃腸カタル、醗酵性下痢、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔、げっぷ、胸やけ、神経症です。
このように「半夏」は嘔気や嘔吐を主体とした症状に有効なことはお分かりになったと思いますが、本来の薬能は「身体の中心部分(胸や腹)に余った水分を排除する」ことです。つまり「乾かす」生薬ですので、身体に乾燥がある場合には適応となりません。では、それを見抜くにはどうしたらいいのでしょうか?
クラシエ半夏瀉心湯エキス錠 | くすりのしおり : 患者向け情報
『半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)』は「半夏」「生姜」の他に「黄連(オウレン)」「黄芩(オウゴン)」といった身体の胸部から腹部に存在する熱(「裏熱」といいます)を取るための生薬が組まれています。「裏熱」によっておこる症状は下痢、気うつ(気うつになると鬱屈している場所に熱はこもる場合があります)など多彩ですが、さらにみぞおちあたりの不快なつかえ感を取る「人参」も組まれています。ですから、「感染性胃腸炎」にはよい適応になることはご理解いただけると思いますが、ストレスの結果陥った消化器症状(つまり「気うつ」が原因)にも使うことができます。
主として嘔吐・咳嗽・腹張・咽痛に使われる半夏ですが、これらの薬能の柱は「水」ではない。むしろ「気」であるように私は感じます。
使用目標は以下の通りです。
(使用目標=証)
比較的体力の低下した胃腸虚弱な人が、冷え症で、持続性のあまり激しくない頭痛、頭重感、めまいなどを訴える場合に用いる。
1)悪心、嘔吐、食欲不振、全身倦怠感などを伴う場合。
2)腹部が軟弱で、心窩部に振水音を認める場合
[PDF] くすりのしおり 商品名:ツムラ半夏瀉心湯エキス顆粒(医療用)
『小半夏加茯苓湯』にさらに「紫蘇葉(シソヨウ)」「厚朴(コウボク)」といった「気うつ」を晴らす生薬を組み合わせたものが『半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)』になります。つまり、「めまいを伴う嘔気や嘔吐」に「うつうつとした気分」が加わった症状に有効なわけです。「食道神経症」といわれる喉に何かひっかかっているような違和感を訴えるような症状にも使えます。精神的な問題(気うつ)が引き起こす症状を「紫蘇葉」「厚朴」で軽減しようとするわけです。
シート記載:ツムラ半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ) 2.5 g 「14」
口内炎で半夏瀉心湯を使用する場合には、症状のある口の中に含んでしばらくたってから、飲みこむように添付文書に記載されています。
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう) | 第4章 常用の漢方エキス剤
例えば、「つわり」でよく用いられる『小半夏加茯苓湯(ショウハンゲカブクリョウトウ)』は「半夏」「生姜」「茯苓」の3つの生薬で構成されています。「茯苓」はめまいや動悸を主治する生薬です。つまり、「つわり」でも嘔気や嘔吐の他にめまいや動悸があれば、より有効ということになります。耳鼻科疾患でこのような症状がある方には使えます。
胃の機能を整えてくれる半夏。 生姜とのコンビで吐気を抑える力が増す。 主成分
(はんげしゃしんとう),(しょうせいりゅうとう),(かいきゅうしょくしょうとう)
構成生薬のうち,半夏,乾姜の組み合わせにより,胃が冷えて嘔吐,しゃっくり,咳を改善する目的で配合する.
[PDF] 抑肝散加陳皮半夏の不眠症に 対する作用機序と副作用 ..
(使用目標=証)
体力中等度の人で、心窩部の膨満感、腹中雷鳴があり、悪心、嘔吐、下痢などを訴える場合に用います。 1)食欲不振、軽度の上腹部痛などを伴う場合。 2)不安・不眠などの精神神経症状を伴う場合。
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう) | 第4章 常用の漢方エキス剤
今回は漢方薬を構成している生薬のうち、「半夏(ハンゲ)」についてお話いたします。「半夏」は嘔気や嘔吐によく使われる生薬ですが、「生姜(ショウキョウ)」(いわゆるショウガです)と組み合わせるとその作用は強力に発揮されます。ですから、嘔気や嘔吐を治す漢方薬には、この二つの生薬が含まれていることが多いのです。
【半夏瀉心湯】ストレスなどによる胃の不調に 今知っておきたい漢方薬!半夏瀉心湯について薬剤師が解説! · Comments.
(はんげびゃくじゅつてんまとう)
構成生薬のうち,半夏,天麻の組み合わせにより,湿を除き,頭痛,めまいを治す.
水滞を改善するために苓朮剤や半夏剤を用います。前者は茯苓と白朮 ..
半夏は、嘔吐を主訴とする半夏厚朴湯、小半夏加茯苓湯や鼻炎を主訴とする小青竜湯に配合される生薬です。
半夏単独では、以下に示す抗アレルギー、抗嘔吐作用が報告されています。
ツムラ14|半夏瀉心湯の代表的な12の効果|漢方処方詳しく解説
副作用として過敏症(発疹、蕁麻疹等)が報告されています。その他の注意として湿疹や皮膚炎等が悪化することが製品情報に記載されています。服用していつもと体調が違うようでしたら服用を中止し、医師へ相談してください。また、使用経験が少ないため、小児に対する安全性は確立していないと添付文書では記載されています。用量については医師の指示に従ってください。
半夏瀉心湯の特徴は、気を補う薬と流れを良くする薬、そして熱を冷ます薬
医療用とされている半夏白朮天麻湯としては「ツムラ半夏白朮天麻湯エキス顆粒(医療用)」が有名です。1日薬価は174.00円で1包(2.5g)あたり58円です。1日3包で30日分処方された場合、3割負担の患者さまでは1566円の薬剤費となります。(薬剤費のみの計算です)
半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう), 消化不良、めまいなど
【参考文献】
[1]ツムラ半夏瀉心湯エキス顆粒(医療用)添付文書
[2]日薬理誌 146.76〜80(2015)宮野加奈子他,抗がん剤治療による口内炎に対する半夏瀉心湯の効果
[3]伊藤 美千穂 編著 エビデンス・ベース漢方薬活用ガイド第2版
[4]公益社団法人福岡県薬剤師会 妊婦への投与に注意が必要な漢方薬
[5]日本漢方生薬製剤協会 半夏瀉心湯の確認票