【薬剤師が解説】オイラックスHクリームのかわりに使える市販薬3選
オイラックス(一般名:クロタミトン)は、皮膚の搔痒感を軽減させる外用薬です。
オイラックスは、皮膚に軽い灼熱感を与え、温覚に対する刺激が競合的に掻痒感を軽減させるといわれています。
なお、医療用で「オイラックス」の名称を持つ外用薬は、「オイラックスクリーム10%」と「オイラックスHクリーム」の2種類がありますが、ここでは「オイラックスクリーム10%」について解説します。
オイラックスHクリームには、ステロイド成分のヒドロコルチゾンが配合されています。そのため、禁忌や適応疾患がオイラックスクリームと若干異なります。
したがって、オイラックスHクリームをオイラックスの代わりに使うことはできません。
■オイラックスクリーム10%は外用剤です。口腔内などには使用しないでください。
■眼あるいは眼周辺及び粘膜には使用できません。
■本剤は金属に触れると変質することがあるので金属ベラ、金属容器の使用はできるだけ避けてください。
■他の処方箋なしのお薬や市販薬と併用する場合は医師または薬剤師に相談しましょう。
■オイラックスクリーム10%を使用しても症状が改善しない場合は医師の診察を受けてください。
■処方箋なしで買えるお薬は通販できません。
に 1 日 2 回オイラックスHクリーム又はオイラックスクリーム.
◇◇皮膚を清潔に◇◇
*入浴は積極的にさせて下さい. 夏は汗をかいたらシャワーをあびる習慣を つけるとよいでしょう. かゆみの強いときは湯温をぬるめにしましょう.
*石鹸は普通の石鹸もしくはベビー石鹸を 用いてください. 薬用石鹸や洗顔石鹸は用いない方が良いです. 石鹸はよく泡立てて,湿疹のひどい所は タオルを用いず,手で洗ってあげてください.
*水気を取るときはこすらずに, タオルで軽く押さえるようにして 水気を取るようにしてください.
*パウダーは使用しないようにしてください. 刺激になったり,長時間つけたままにしておくと かえって吸湿して症状を悪化させることがあります.
◇◇皮膚を掻いたりこすったりしない◇◇
*爪を清潔にし,きれいに丸く きりそろえてあげてましょう.
*掻き始めるとよけいにかゆくなり, またさらに湿疹やカブレがひどくなります.
◇◇塗り薬を上手に◇◇
*当院で処方する軟膏は
①ワセリンや亜鉛華軟こう
②非ステロイド系(アンダーム軟こう・クリーム)
③ステロイド系(ロコイド軟こう・アルメタ軟こう)
などです.
その他にオイラックス(かゆみ止め)や オイラックスH(ステロイドが加わったもの)、 ヒルドイドなども処方することがあります。
リンデロンVG(G:ゲンタシンという抗生剤)は 院長の考えから処方しません。
*普段は非ステロイド系の軟膏を毎日用います. 副作用はほとんどありません.
*湿疹のひどい所にはステロイド系の軟膏を塗ります. 少量を回数多く(1日最低3回)塗り, 良くなるにしたがって回数を減らします.
*軟膏は軽く塗るだけでよく吸収されますので,強くすりこむ必要はありません.
*ジクジクしてきた場合は、抗生物質による治療が必要なこともあります.
◇◇飲み薬を用いることも◇◇
*重症の湿疹やかゆみのひどい場合は, 予防薬(抗アレルギー剤)を服用してください.
効果はすぐには出ないこともありますので, 根気よく飲んでください.
*かゆみにはかゆみ止めの飲み薬(抗ヒスタミン剤)を 処方します. すぐに効きますが,眠くなることがあります.
◇◇食事で悪化することもあります◇◇
*卵,牛乳,大豆などの食事で皮膚炎が悪化することがあります. 原因となる食品は血液検査で推定ができます.
*該当する食品を制限したり, 抗原の吸収を抑える飲み薬(食前に飲みます)で治療します.
*卵は卵黄(きみ)より卵白(しろみ)の方が抗原性が強いです.