眼・耳科用リンデロンA軟膏 | くすりのしおり : 患者向け情報
リンデロンVは軟膏・クリーム・ローションの3つの剤型があり、疾患の種類や皮膚の状態、部位などに応じた使い分けができます。ただし、いずれの剤型も、細菌感染症・真菌感染症などによる炎症には原則として使用しません。やむを得ず使用する場合は、あらかじめ抗菌剤や抗真菌剤による治療を行うか、これらとの併用を考慮します。
18.1作用機序
18.1.1ベタメタゾンリン酸エステルナトリウムステロイドは細胞質に存在する熱ショック蛋白質、抑制蛋白質と複合体を形成したステロイド受容体に結合後核内に移行し、ステロイド反応性の遺伝子を活性化させ、その薬理作用を発揮すると考えられている。また、血管内皮細胞やリンパ球等の細胞膜の障害を抑制するような膜の安定性に関与する作用や、フォスフォリパーゼA2と呼ばれる細胞膜リン脂質からロイコトリエンやプロスタグランジンなど種々の炎症惹起物質を誘導する重要な酵素の機能を抑える作用も知られている。
その作用機序としては、単量体のステロイドとその受容体が複合体を形成することで、NFκBやAP‐1と呼ばれるサイトカイン産生の誘導や細胞接着分子の発現等を調節している細胞内転写因子の機能を抑制することで、2量体の受容体と結合した場合、リポコルチン等の誘導を介して、炎症を制御すると考えられている。免疫抑制作用に関しては、リンパ球に対する直接的な機能抑制、アポトーシスの誘導によると考えられている。18.1.2フラジオマイシン硫酸塩
細菌の蛋白合成を阻害することにより抗菌作用を発揮し、その作用は殺菌的である。18.2薬理作用
18.2.1ベタメタゾンリン酸エステルナトリウムは合成糖質副腎皮質ホルモンであり、抗炎症作用、抗アレルギー作用を示す。18.2.2フラジオマイシン硫酸塩は、試験管内でグラム陽性菌のブドウ球菌属、モラクセラ・ラクナータ(モラー・アクセンフェルト菌)及びヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)等に抗菌作用を示す。
リンデロンV軟膏・リンデロンVクリームは、湿疹や皮膚炎群、皮膚そう痒症、痒疹群、虫さされ、乾癬、掌蹠膿疱症、紅斑症、紅皮症、円形脱毛症、熱傷、痔核など幅広い疾患に使用できます。使用回数は、通常1日1~数回で、症状にあわせて使用量を加減します。
眼・耳科用リンデロンA軟膏(塩野義製薬株式会社)| 処方薬 | お薬検索
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.重大な副作用11.1.1.難聴(0.1%未満):非可逆性の難聴があらわれることがある。
11.1.2.緑内障(0.1%未満):連用により、数週後から眼圧亢進、また、緑内障があらわれることがある〔8.3参照〕。11.1.3.角膜ヘルペス、角膜真菌症、眼部緑膿菌感染症の誘発(いずれも頻度不明)。
11.1.4.眼部の穿孔(頻度不明):角膜ヘルペス、角膜潰瘍又は角膜外傷等に使用した場合には角膜穿孔を生じることがある。11.1.5.後嚢白内障(0.1%未満):長期使用により、後嚢白内障があらわれることがある。
11.2.その他の副作用1).過敏症:(0.1~5%未満)眼瞼炎、結膜炎、(0.1%未満)刺激感、(頻度不明)接触性皮膚炎。
2).耳・鼻:(頻度不明)局所にフラジオマイシンの耐性菌又は非感性菌による化膿性感染症。3).下垂体・副腎皮質系:(頻度不明)長期使用による下垂体・副腎皮質系機能抑制。
4).その他:(0.1%未満)*全身使用の場合と同様な症状、(頻度不明)創傷治癒遅延。再評価結果を含む。
*)〔8.4参照〕。
顔や陰部は、体のほかの部位に比べてステロイドの吸収率が高く、効果があらわれやすい一方で副作用のリスクも高めです。リンデロンVを使用する際には、指示された期間を超えて長期間連用したり、自己判断で塗布範囲を広げたりしないようにしましょう。
(禁忌)
2.1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。2.2.ストレプトマイシン、カナマイシン、ゲンタマイシン、フラジオマイシン等のアミノグリコシド系抗生物質又はバシトラシンに対し過敏症の既往歴のある患者。
2.3.鼓膜穿孔のある患者への耳内使用[薬剤が内耳に移行し、内耳障害があらわれるおそれがある]。(重要な基本的注意)
8.1.非可逆性の難聴があらわれることがあるので、次の諸点に留意すること。8.1.1.非可逆性の難聴があらわれることがあるので、長期間連用しないこと。
8.1.2.非可逆性の難聴があらわれることがあるので、本剤使用中は特に聴力の変動に注意すること。8.2.使用中に感作されるおそれがあるので、観察を十分に行い、感作されたことを示す兆候があらわれた場合には使用を中止すること。
8.3.連用により、数週後から眼圧亢進、また、緑内障があらわれることがあるので、定期的に眼圧検査を実施すること〔11.1.2参照〕。8.4.長期連用を避けること〔11.2参照〕。
(特定の背景を有する患者に関する注意)(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1.次の患者には治療上やむを得ないと判断される場合を除き投与しないこと。(1).角膜上皮剥離又は角膜潰瘍の患者:これらの疾患が増悪するおそれがある。
(2).ウイルス性結膜疾患・ウイルス性角膜疾患、結核性眼疾患、真菌性眼疾患の患者:これらの疾患が増悪するおそれがある。(3).耳に結核性疾患又は鼻に結核性疾患又は耳にウイルス性疾患又は鼻にウイルス性疾患のある患者:これらの疾患が増悪するおそれがある。
9.1.2.糖尿病の患者:糖尿病が増悪するおそれがある。9.1.3.耳手術後の患者:手術部位の治癒が遅延するおそれがある。
(妊婦)妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。また、長期・頻回使用を避けること。
(小児等)特に2歳未満の場合には慎重に使用すること。小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
(適用上の注意)14.1.薬剤交付時の注意
患者に対し次の点に注意するよう指導すること。・〈眼科用〉薬剤汚染防止のため、塗布するとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。
・〈眼科用〉患眼を開瞼して結膜嚢内に塗布し、閉瞼して軟膏が全体に広がった後、開瞼すること。・〈眼科用〉軟膏が眼瞼皮膚等についた場合には、すぐにふき取ること。
・〈眼科用〉他の点眼剤を併用する場合には、本剤を最後に使用する(その際、少なくとも5分以上間隔をあける)。(取扱い上の注意)
高温条件下で軟膏基剤中の低融点物質(液体)が滲出すること(Bleeding現象)がある。(保管上の注意)
室温保存。
妊娠中または授乳中の方、お子さま、ご高齢の方への使用に関して
医師の指導のもと、少量を短期間使う場合であれば特に問題はないとされています。ただし、大量または長期にわたる広範囲の密封法などにより、ステロイド薬を内服した場合と同様な副作用があらわれるおそれがあります。使用の際は、自己判断で使用量や使用範囲を増やしたり、長期間使用したりすることがないようにしてください。
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・ 〈眼科用〉患眼を開瞼して結膜嚢内に塗布し、閉瞼して軟膏が全体に広がった後、開瞼すること。
品目名 【眼・耳科用リンデロンA軟膏】 の薬効作用は以下のとおりです。 効能効果
ただし、患者さまにご負担いただくのは保険割合に応じた金額になります。例えば、三割負担の患者さまがリンデロンV軟膏10g/1本を処方された場合、ご負担金額は64.8円です(薬剤費のみの計算です)。
[PDF] 眼・耳科用リンデロンA 軟膏 ・ 点眼・点鼻用リンデロン ..
・ 〈眼科用〉患眼を開瞼して結膜嚢内に塗布し、閉瞼して軟膏が全体に広がった後、開瞼すること。
リンデロンVG・プロパデルム・フルコート・メサデルム・エクラー3。アンテべート・マイザー・トプシム・フルメタ4。デルモベート・ジフラール
あります。市販されている医薬品のなかには、医療用のリンデロンV軟膏・クリーム・ローションと同成分・同濃度のものがあります。また、リンデロンVと同じストロングクラスの別の成分が配合された市販薬も販売されています。
ただし、ステロイド外用薬の使用には細心の注意が必要です。市販薬の使用で症状が悪化する場合、あるいは5~6日ほど使用しても症状が良くならない場合は使用をやめ、診察を受けることをおすすめします。
・リンデロン-V®やアンテベート®を4-16倍に希釈しても効果がかわらない ..
ステロイド外用剤(塗り薬)の副作用として、以下のような症状がみられる可能性があります。特に顔面は副作用が出やすい部位なので注意が必要です。
●薬を塗った部分に毛が生える/増える
●にきびやおできできやすくなる/悪化する
●毛細血管が目立ってくる
●細菌・真菌・ウイルスによる感染症
●皮膚が薄くなる
●皮膚が赤くなる
●かぶれ
など
副作用が出た場合は直ちに使用を中止し、添付文書を持って、医師、薬剤師、登録販売者にご相談ください。
製品例, :, 眼・耳科用リンデロンA軟膏 ・・その他(ジェネリック) & 薬価
リンデロンVは、男性の陰部の炎症などに処方されることもあります。診断を受けて処方されたものについては、指示通りに塗布してください。
ただし、陰部はほかの部位に比べて皮膚の厚さが薄いため、ステロイドの吸収率が高くなります。また、陰部のかゆみや炎症などの原因は多岐にわたります。自己判断で使用するとかえって症状が悪化する場合もあるため、必ず指示に従って使用してください。
リンデロンA軟膏、リンデロンA液は、「処方せん医薬品」のため販売しておりません。
虫刺されなどで炎症がひどい場合は、たとえ唇であってもリンデロンVが処方される可能性はあります。
しかし、唇はステロイドの吸収率が高い部位です。また、リンデロンVの強さは、5段階のうち上から3番目のストロングクラスです。医師の指示なく使うと副作用が発現することもあるため、自己判断で使用するのはおすすめできません。