[PDF] 前立腺疾患における蓄尿障害に対する 牛車腎気丸の効果
抗がん剤を投与された大腸がんの患者さんを対象とした、しびれや痛みに対する臨床試験では、効果あり、また効果なしという結果も報告されています。神経保護因子が含まれているので、抗がん剤投与に先んじて服用することが重要なのかもしれません。また、しびれ、痛みがひどい場合は、牛車腎気丸に加えて、附子を上乗せしてみるのも効果的であろうと考えられています。実際、経験上も牛車腎気丸を用いた臨床現場で附子を順次増量していく方法がよく用いられています。がん患者さんで手足のしびれや痛みがなかなか取れない場合、主治医と相談してみることをおすすめします。
附子はトリカブトの根を乾燥させたもので、毒のある植物として知られています。漢方では、この根を乾燥させ、高圧蒸気処理することで無害化したものを用います。成分を解析した結果、附子には強い鎮痛作用を持つ複数の成分が含まれていることがわかりました。牛車腎気丸には神経を保護する因子も含まれています。抗がん剤の使用前にこの牛車腎気丸を服用することで、神経を保護され、加えて痛みを抑えるのではと考えられています。
八味地黄丸に牛膝と車前子を加え、下肢の浮腫やしびれを除く処方。夜間排尿、尿は無色透明、下半身のだるさ、つまずきやすいなどが特徴である。
原末 牛車腎気丸 180g(約1800丸) 【第2類医薬品】
◆ 腎陽虚では、腰から下が冷えて重だるく、腰痛、下腹部が引きつる、浮腫、尿量減少あるいは多尿、夜間排尿などの症状がみられる。牛車腎気丸は腎陽虚の症状に、さらに下半身の浮腫、乏尿(極度の尿量減少)などの水湿の症状がみられるのが特徴。
そんな多岐にわたる症状がある中で、しびれや痛みに効果があるのが牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)です。牛車腎気丸は、下肢痛、腰痛、しびれ、頻尿や排尿困難などの排尿異常などに有効とされている漢方薬です。地黄(じおう)、山薬(さんやく)、山茱萸(さんしゅゆ)、茯苓(ぶくりょう)、沢瀉(たくしゃ)、牡丹皮(ぼたんぴ)、桂皮(けいひ)、附子(ぶし)、牛膝(ごしつ)、車前子(しゃぜんし)の10種の生薬から構成されています。特に注目したい生薬が「附子」です。
◆ 牛車腎気丸の適応で、胃腸虚弱な者には、香砂六君子湯や参苓白朮散などを一緒に用いるとよい。
八味地黄丸は、地黄(ジオウ)、山茱萸(サンシュユ)、山薬(サンヤク)の補腎益精薬で腎精不足を補い、牡丹皮(ボタンピ)、沢瀉(タクシャ)で腎の虚熱をさまし、沢瀉、茯苓(ブクリョウ)で補腎益精薬の潤し過ぎを抑えて、全体として腎精不足を補う。さらに、温陽散寒の附子(ブシ)、桂皮(ケイヒ)が血行を促進して全身を温め、特に腰から下が冷えて重だるい、腰痛など腎陽虚の症状を除く作用がある。 以上のように、八味地黄丸は腎精不足と腎陽虚の両面を補い、主として腎陽虚を補う。 牛車腎気丸はさらに、補腎利水の牛膝(ゴシツ)・車前子(シャゼンシ)が加わり下半身の浮腫、乏尿、排尿困難を改善する。
(八味地黄丸と六味丸)の効果を比較すると牛車腎気丸がもっとも抑制効果が顕著であった。そこで,
腰痛や排尿困難などに効果を発揮する漢方処方、牛車腎気丸製剤。
●「牛車腎気丸」は、漢方の古典といわれる中国の医書「済生方」水腫門項に収載されている薬方です。
●疲れやすくて、四肢が冷えやすく尿量減少し、むくみがある方の腰痛、下肢痛などに効果があります。
牛車腎気丸(ゴシャジンキガン):ツムラ107番の効能・効果、副作用
牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)は、高齢の特に男性で、夜に何度もトイレに行くというというような頻尿の改善によく用いられます。また、下半身のしびれ、坐骨神経痛など、主に「下半身」の病態に使われる漢方薬です。
特に高齢者の末梢神経炎と考えられるしびれや、糖尿病性神経障害に伴うしびれ、さらに、抗がん剤を服用した際に起こる下半身のしびれには有用性が高く、その作用機序も明らかになってきています。
しびれの症状がある場合、ビタミンB12系の薬を処方されていることが少なくありませんが、あまり効果が出ない人も多く、その場合、牛車腎気丸に変え、附子末を追加し、2週間程度服用してみると、効果があるかどうかを見極められます。
「牛車腎気丸(ゴシャジンキガン)」は、中国宋時代の漢方書「済生方(サイセイホウ)」水腫門項に記載されている漢方です。 ..
「牛車腎気丸」は、「八味地黄丸(ハチミジオウガン)」に「牛膝」と「車前子」という生薬を加えたものです。この薬は、体力が低下した疲れやすく、腰から下が冷えやすい方の、しびれや下肢や腰の痛み、むくみ、排尿障害などに用いられます。
このような状態は、漢方では「腎虚」ととらえられます。「腎(じん)」は、生きるエネルギーである「気(き)」を蓄えるところで、その働きが衰えると、前述のような症状が起きてくるのです。いわば老化にともなう症状で、「腎虚」を改善する「八味地黄丸」や「牛車腎気丸」は高齢者によく用いられます。
高齢者の頻尿(ひんにょう)、特に夜間頻尿をはじめ、腰痛や下肢痛、糖尿病の合併症の神経障害によるしびれなどに使用される。
【第2類医薬品】「クラシエ」漢方牛車腎気丸料エキス錠 180錠(ごしゃじんきがんりょう) 【漢方】【しびれ】【痛み】 ..
この処方は、以前ご紹介したに牛膝(ごしつ)と車前子(しゃぜんし)を加えたものです。もともとは八味地黄丸の適応症で、下半身のしびれや腰痛、浮腫(ふしゅ※むくみ)、尿量の減少などが強い場合に用いるとされた類方です。
より抽出した牛車腎気丸エキス散(「漢方診療医典」、1/2量)3.4gを
●「牛車腎気丸」は,漢方の古典といわれる中国の医書「済生方」水腫門項に収載されている薬方です。
●疲れやすくて,四肢が冷えやすく尿量減少し,むくみがある方の腰痛,下肢痛などに効果があります。
ツムラ107 牛車腎気丸 | 処方箋なしで購入可能な医療用漢方
牛膝は、ヒユ科ヒナタイノコズチの根を用いる生薬で、成分の一つとして昆虫変態ホルモンともなる化合物を含むことが知られています。漢方医学においては、「血の滞りをよくして、腰脚の痛みを消し、利尿する」作用をもつとされます。一方、車前子はオオバコ科オオバコの種子を用いる生薬で、「熱を清し、水分代謝を促す」作用があるとされます。
イノコズチの実は服などによく絡みつくことから、「くっつき虫」とか「ひっつき虫」などといって遊んだ「オナモミの実」の仲間のようなものですし、オオバコの葉は幼い頃に草相撲などで遊んだ記憶もあるものです。ともに身近な植物を利用する生薬で、特別なものではありませんが、両者を加味することで浮腫や尿量の減少を軽減する狙いがあると思えば、生薬の奥深さを感じます。
牛車腎気丸は耳鳴に有効である可能性がある。その効果は釣藤散と同等もしくはそれ
この牛車腎気丸の指標目標として、腰痛はもちろん、転びやすい、すり足歩行になってしまうといった腰以下の運動機能の低下や、男性であれば前立腺肥大の症状、女性であれば尿失禁や再発性膀胱炎などの泌尿生殖器の機能低下、また手足の冷えやほてりなどがあげられます。最近では、抗がん剤の副作用として現れる「手足のしびれ」の改善に使用される頻度が高まっており、すべての患者さんにとはいかないまでも、効果を示すとするデータが基礎・臨床ともに集まっています。
漢方セラピー「クラシエ」漢方牛車腎気丸料エキス錠 96錠 ..
私たちの研究室では、この牛車腎気丸が糖尿病の合併症の一つである末梢神経障害の治療や予防に有効ではないかとするデータを発表しており、現在もなお、その効果の主体となる生薬や活性成分を明らかにしようと研究を続けています。西洋医薬品だけでは十分とは言えない治療に、有益な漢方薬を見つけ、提案していくことが私たちの目的です。