「クラシエ」漢方牛車腎気丸料エキス錠 240錠 【第二類医薬品】


慢性的に悩まされる人も多い、痛みやしびれ。その原因はエネルギーである「気」や栄養物質である「血(けつ)」が、加齢により減少して足腰を養うことができないことで起こります。また、「気」には身体を温め、全身隅々へ水分を運ぶ働きがあるため、「気」の不足は身体の冷えやむくみなどの症状を引き起こします。
牛車腎気丸は「気」「血」を補うことで冷えや痛み・しびれを解消し、水分代謝を高めることで体内に停滞した余分な水分を除き、足腰の重だるさやむくみを改善します。


18.1作用機序
18.1.1抗侵害受容(鎮痛)作用
(1)STZ誘発糖尿病マウスに抗ダイノルフィン抗血清を処置したところ、経口投与で認められる抗侵害受容作用が減弱した。また、κオピオイド受容体拮抗薬であるノルビナルトルフィミンの前処置でも同様であった。
(2)STZ誘発糖尿病マウスにおいて、NO合成酵素阻害剤であるNG‐nitro‐L‐argininemethylester(L‐NAME)を処置したところ、経口投与で認められる抗侵害受容作用が減弱し、さらに抗ダイノルフィン抗血清を併用すると消失した。
18.1.2血流増加作用
STZ誘発糖尿病ラットにL‐NAMEを前処理したところ、十二指腸内投与で認められる末梢血流増加作用が消失した。
18.1.3頻尿に対する作用
(1)自発膀胱収縮ラットにκオピオイド受容体遮断薬を皮下投与したところ、本剤の膀胱収縮頻度減少作用が消失した。また、脊髄くも膜下腔内への抗ダイノルフィン抗体、セロトニン受容体遮断薬(メチセルギド)あるいはα2受容体遮断薬(ヨヒンビン)投与により減弱した。
(2)4週間混餌投与したラットでは、血中ドパミン及びセロトニン量の低下が見られた。また、膀胱内に酢酸を注入したラットの膀胱組織では、ニューロキニンA、BあるいはサブスタンスP、感覚受容体であるTRPV1、プリン受容体(P2X3)の増加抑制が認められ、さらに、ニューロキニンA、サブスタンスP及びTRPV1受容体mRNAの発現抑制が確認された。
18.2神経系に対する作用
18.2.1ストレプトゾトシン(STZ)誘発糖尿病ラットに経口投与したところ、坐骨神経伝導速度低下が抑制された。
18.2.2ラットに経口投与したところ、オキサリプラチン誘発冷的痛覚過敏を抑制した。
18.3抗アロディニア作用及び抗侵害受容(鎮痛)作用
18.3.1STZ誘発糖尿病マウスに経口投与したところ、低下した抗侵害受容閾値が上昇した。
18.3.2担癌マウスに経口前投与したところ、パクリタキセルによる下肢の機械的アロディニアが抑制された。
18.4血流低下改善作用
18.4.1糖尿病患者に2.5g経口投与したところ、投与90、120分後の前腕部皮膚血流量が増加した。また、手掌の皮膚表面温度も上昇した(n=17)。
18.4.2STZ誘発糖尿病ラットに経口投与したところ、腓腹筋血流低下が抑制された。
18.5頻尿に対する作用
4週間混餌投与したラットの膀胱内に酢酸注入したところ、C‐fiber活性化による膀胱過活動が抑制された。

「牛車腎気丸」は、中国の宋時代の漢方書「済生方(さいせいほう)」水腫門編に記載されている薬方です。加味腎気丸とも言われ、腎気を強める薬剤として知られる「八味地黄丸」に牛膝(ゴシツ)と車前子(シャゼンシ)を加えた処方です。特に尿量減少の甚だしいもの、腰痛に用いられます。
漢方では、重だるい、うっとうしい痛み、長く続く痛みは、筋肉や骨に栄養分が不足することで起こると考えられています。加齢による基礎代謝の衰えから熱量の産生が不十分になったり、水分の代謝が悪くなることで、冷えや余分な水分が生まれます。それらが「気」「血(けつ)」の流れを悪くすることで、患部へより「気」「血」が届かなくなり痛みが強くなります。
「牛車腎気丸」はこのような痛みに「気」「血」を補い、体を温め、水分代謝を良くすることで対処します。

腰痛や排尿困難などに効果を発揮する漢方処方、牛車腎気丸製剤。 ..

腰痛や排尿困難などに効果を発揮する漢方処方、牛車腎気丸製剤。
●「牛車腎気丸」は、漢方の古典といわれる中国の医書「済生方」水腫門項に収載されている薬方です。
●疲れやすくて、四肢が冷えやすく尿量減少し、むくみがある方の腰痛、下肢痛などに効果があります。

次の症状のいくつかある方は、牛車腎気丸が良く効く可能性が大きいです。

(重要な基本的注意)
8.1.本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
8.2.他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意し、ブシを含む製剤との併用には、特に注意すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1.体力の充実している患者:副作用があらわれやすくなり、その症状が増強されるおそれがある。
9.1.2.暑がりでのぼせが強く赤ら顔の患者:心悸亢進、のぼせ、舌のしびれ、悪心等があらわれることがある。
9.1.3.著しく胃腸虚弱な患者:食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹部膨満感、腹痛、下痢、便秘等があらわれることがある。
9.1.4.食欲不振、悪心、嘔吐のある患者:これらの症状が悪化するおそれがある。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい(本剤に含まれるゴシツ、ボタンピにより流早産の危険性があり、またブシ末の副作用があらわれやすくなる)。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
(小児等)
慎重に投与すること(本剤にはブシ末が含まれている)。
(高齢者)
減量するなど注意すること(一般に生理機能が低下している)。
(取扱い上の注意)
20.1.本剤の品質を保つため、できるだけ湿気を避け、直射日光の当たらない涼しい所に保管すること。
20.2.開封後は特に湿気を避け、取扱いに注意すること。
20.3.本剤は生薬を原料としているので、色調等が異なることがある。
(保管上の注意)
室温保存。

●八味丸に牛膝と車前子を加え、下肢のやしびれを除く処方です。夜間頻尿、尿は無色透明、下半身のだるさ、つまづきやすいなどが特徴の方用です。
●中高年になると、手足が冷え、寒い時はもとより冷房などもこたえやすく、夜間はよくトイレに起きるとか尿の出がスッキリしない、足などがむくむというようなことが起こったり、腰が痛む、目がかすむなど、体のあちこちにいわゆる老化の兆しがみられるようになります。
●これは漢方で生命のエネルギーに密接にかかわりがあるとされる「腎」(じん)の働きが衰え(漢方ではといいます)起こっている現象と考えられます。
●牛車腎気丸は、八味地黄丸(はちみじおうがん)に、牛車の名にあるように牛膝(ごしつ)(イノコズチの根)と車前子(しゃぜんし)(オオバコの種子)を加えたお薬で上記のの症状を改善します。

●ツムラ 牛車腎気丸 エキス顆粒(医療用)は、漢方の古典「済生方」(さいせいほう)に収載された牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)に準拠して製造された顆粒剤です。
●牛車腎気丸は八味地黄丸に牛膝、車前子を加えたものです。八味地黄丸は腎気丸とも呼ばれるので、加味した生薬から一文字ずつ取って牛車腎気丸と名付けられました。
●下半身がむくんだり、膝がガクガクする方に有効です。
●足腰の冷えや痛み、しびれ、夜間頻尿、多尿、尿量減少、むくみ、かすみ目、皮膚のかゆみなどに用います。また、そのような症状をともなう前立腺肥大症や糖尿病にも適応します。
●糖尿病性末梢神経障害に対する有効性が臨床試験で示されています。


牛車腎気丸(ゴシャジンキガン):ツムラ107番の効能・効果、副作用

八味地黄丸は、地黄(ジオウ)、山茱萸(サンシュユ)、山薬(サンヤク)の補腎益精薬で腎精不足を補い、牡丹皮(ボタンピ)、沢瀉(タクシャ)で腎の虚熱をさまし、沢瀉、茯苓(ブクリョウ)で補腎益精薬の潤し過ぎを抑えて、全体として腎精不足を補う。さらに、温陽散寒の附子(ブシ)、桂皮(ケイヒ)が血行を促進して全身を温め、特に腰から下が冷えて重だるい、腰痛など腎陽虚の症状を除く作用がある。 以上のように、八味地黄丸は腎精不足と腎陽虚の両面を補い、主として腎陽虚を補う。 牛車腎気丸はさらに、補腎利水の牛膝(ゴシツ)・車前子(シャゼンシ)が加わり下半身の浮腫、乏尿、排尿困難を改善する。

以前に牛車腎気丸を服用して、気持ちが悪くなったりアレルギー症状(発疹・

◆ 牛車腎気丸の適応で、胃腸虚弱な者には、香砂六君子湯や参苓白朮散などを一緒に用いるとよい

[PDF] 前立腺疾患における蓄尿障害に対する 牛車腎気丸の効果

高齢者の方に頻用される漢方薬で頻尿やむくみ、下肢痛、腰痛に使用されています。
その他、しびれなどにも役立てられています。
出典は中国の宋時代に作られた医学書である「済生方(さいせいほう)」です。
八味地黄丸を基にして、「牛膝」と「車前子」という2生薬を加えています。八味地黄丸は、別名で腎気丸と言い、これに加味した生薬から一文字ずつ取って牛車腎気丸と名付けられています。

2024.4.9 牛車腎気丸 · 腰や下肢の脱力・冷え・しびれ排尿障害などの症状を改善する漢方薬

◆ 腎陽虚では、腰から下が冷えて重だるく、腰痛、下腹部が引きつる、浮腫、尿量減少あるいは多尿、夜間排尿などの症状がみられる。牛車腎気丸は腎陽虚の症状に、さらに下半身の浮腫、乏尿(極度の尿量減少)などの水湿の症状がみられるのが特徴。

原末 牛車腎気丸 500g(約5000丸) 【第2類医薬品】

頻尿、排尿困難でお悩みでしたら始めてみませんか?アサヒの漢方シリーズ アサヒ牛車腎気丸錠。

(八味地黄丸と六味丸)の効果を比較すると牛車腎気丸がもっとも抑制効果が顕著であった。そこで,

八味地黄丸に牛膝と車前子を加え、下肢の浮腫やしびれを除く処方。夜間排尿、尿は無色透明、下半身のだるさ、つまずきやすいなどが特徴である。

「お年寄りの諸問題」には「牛車腎気丸」「八味地黄丸」 | 漢方専門

成人の場合、1日合計7.5gを2~3回に分割して食前もしくは食間に、水またはぬるま湯と一緒に内服します。なお用量は年齢・体重・症状により適宜増減します。また万が一飲み忘れてしまった場合は気がついた時点で内服して下さい。ただし次に飲む時間が近い場合は1回飛ばして次の分から再開しましょう。

精華牛車腎気丸 720丸(イスクラ産業)| 市販薬 | お薬検索

抗がん剤を投与された大腸がんの患者さんを対象とした、しびれや痛みに対する臨床試験では、効果あり、また効果なしという結果も報告されています。神経保護因子が含まれているので、抗がん剤投与に先んじて服用することが重要なのかもしれません。また、しびれ、痛みがひどい場合は、牛車腎気丸に加えて、附子を上乗せしてみるのも効果的であろうと考えられています。実際、経験上も牛車腎気丸を用いた臨床現場で附子を順次増量していく方法がよく用いられています。がん患者さんで手足のしびれや痛みがなかなか取れない場合、主治医と相談してみることをおすすめします。

牛車腎気丸は疲れやすくて四肢が冷えやすく、尿量減少または多尿で時に口渇がある次

医療用とされている牛車腎気丸としては「ツムラ牛車腎気丸エキス顆粒(医療用)」が有名です。1日薬価は132.75円で1包(2.5g)あたり44.25円です。1日3包で30日分処方された場合、3割負担の患者さまでは1194.75円の薬剤費となります。(薬剤費のみの計算です)

下半身に力が入りにくかったり、下腹部が軟弱の場合には八味地黄丸、牛車腎気丸も使用します。

附子はトリカブトの根を乾燥させたもので、毒のある植物として知られています。漢方では、この根を乾燥させ、高圧蒸気処理することで無害化したものを用います。成分を解析した結果、附子には強い鎮痛作用を持つ複数の成分が含まれていることがわかりました。牛車腎気丸には神経を保護する因子も含まれています。抗がん剤の使用前にこの牛車腎気丸を服用することで、神経を保護され、加えて痛みを抑えるのではと考えられています。

牛車腎気丸の抗フレイル効果に関する前向き研究(単群非盲検試験)

この処方は、以前ご紹介したに牛膝(ごしつ)と車前子(しゃぜんし)を加えたものです。もともとは八味地黄丸の適応症で、下半身のしびれや腰痛、浮腫(ふしゅ※むくみ)、尿量の減少などが強い場合に用いるとされた類方です。

牛車腎気丸は、 八味地黄丸に、 牛車の名にあるように牛膝 (イノコ

そんな多岐にわたる症状がある中で、しびれや痛みに効果があるのが牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)です。牛車腎気丸は、下肢痛、腰痛、しびれ、頻尿や排尿困難などの排尿異常などに有効とされている漢方薬です。地黄(じおう)、山薬(さんやく)、山茱萸(さんしゅゆ)、茯苓(ぶくりょう)、沢瀉(たくしゃ)、牡丹皮(ぼたんぴ)、桂皮(けいひ)、附子(ぶし)、牛膝(ごしつ)、車前子(しゃぜんし)の10種の生薬から構成されています。特に注目したい生薬が「附子」です。

ツムラ牛車腎気丸エキス顆粒(医療用) ; Q · 何のお薬?処方目的は? ; A

牛膝は、ヒユ科ヒナタイノコズチの根を用いる生薬で、成分の一つとして昆虫変態ホルモンともなる化合物を含むことが知られています。漢方医学においては、「血の滞りをよくして、腰脚の痛みを消し、利尿する」作用をもつとされます。一方、車前子はオオバコ科オオバコの種子を用いる生薬で、「熱を清し、水分代謝を促す」作用があるとされます。
イノコズチの実は服などによく絡みつくことから、「くっつき虫」とか「ひっつき虫」などといって遊んだ「オナモミの実」の仲間のようなものですし、オオバコの葉は幼い頃に草相撲などで遊んだ記憶もあるものです。ともに身近な植物を利用する生薬で、特別なものではありませんが、両者を加味することで浮腫や尿量の減少を軽減する狙いがあると思えば、生薬の奥深さを感じます。