間頻尿患者のうち,腎虚徴候を認めれば牛車腎気丸が体内水分分布を正常な状態に戻すことにより夜間尿量を減少
成人の場合、1日合計7.5gを2~3回に分割して食前もしくは食間に、水またはぬるま湯と一緒に内服します。なお用量は年齢・体重・症状により適宜増減します。また万が一飲み忘れてしまった場合は気がついた時点で内服して下さい。ただし次に飲む時間が近い場合は1回飛ばして次の分から再開しましょう。
成人1日の服用量12錠(1錠319mg)中
牛車腎気丸エキス(「症候別治療」、1/2量)…2,400mg
〔ジオウ2.5g、サンシュユ・サンヤク・タクシャ・ブクリョウ・ボタンピ・ゴシツ・シャゼンシ各1.5g、ケイヒ0.5g、ブシ末0.25gより抽出。〕
添加物として、二酸化ケイ素、セルロース、CMC-Ca、ステアリン酸Mg、ヒプロメロース、マクロゴール、酸化チタン、カラメル、カルナウバロウを含有する。
高齢者の方に頻用される漢方薬で頻尿やむくみ、下肢痛、腰痛に使用されています。
その他、しびれなどにも役立てられています。
出典は中国の宋時代に作られた医学書である「済生方(さいせいほう)」です。
八味地黄丸を基にして、「牛膝」と「車前子」という2生薬を加えています。八味地黄丸は、別名で腎気丸と言い、これに加味した生薬から一文字ずつ取って牛車腎気丸と名付けられています。
(八味地黄丸と六味丸)の効果を比較すると牛車腎気丸がもっとも抑制効果が顕著であった。そこで,
私たちの研究室では、この牛車腎気丸が糖尿病の合併症の一つである末梢神経障害の治療や予防に有効ではないかとするデータを発表しており、現在もなお、その効果の主体となる生薬や活性成分を明らかにしようと研究を続けています。西洋医薬品だけでは十分とは言えない治療に、有益な漢方薬を見つけ、提案していくことが私たちの目的です。
この牛車腎気丸の指標目標として、腰痛はもちろん、転びやすい、すり足歩行になってしまうといった腰以下の運動機能の低下や、男性であれば前立腺肥大の症状、女性であれば尿失禁や再発性膀胱炎などの泌尿生殖器の機能低下、また手足の冷えやほてりなどがあげられます。最近では、抗がん剤の副作用として現れる「手足のしびれ」の改善に使用される頻度が高まっており、すべての患者さんにとはいかないまでも、効果を示すとするデータが基礎・臨床ともに集まっています。
牛膝は、ヒユ科ヒナタイノコズチの根を用いる生薬で、成分の一つとして昆虫変態ホルモンともなる化合物を含むことが知られています。漢方医学においては、「血の滞りをよくして、腰脚の痛みを消し、利尿する」作用をもつとされます。一方、車前子はオオバコ科オオバコの種子を用いる生薬で、「熱を清し、水分代謝を促す」作用があるとされます。
イノコズチの実は服などによく絡みつくことから、「くっつき虫」とか「ひっつき虫」などといって遊んだ「オナモミの実」の仲間のようなものですし、オオバコの葉は幼い頃に草相撲などで遊んだ記憶もあるものです。ともに身近な植物を利用する生薬で、特別なものではありませんが、両者を加味することで浮腫や尿量の減少を軽減する狙いがあると思えば、生薬の奥深さを感じます。
この処方は、以前ご紹介したに牛膝(ごしつ)と車前子(しゃぜんし)を加えたものです。もともとは八味地黄丸の適応症で、下半身のしびれや腰痛、浮腫(ふしゅ※むくみ)、尿量の減少などが強い場合に用いるとされた類方です。
アサヒの漢方シリーズ アサヒ牛車腎気丸錠|「アサヒの健康通販」
慢性的に悩まされる人も多い、痛みやしびれ。その原因はエネルギーである「気」や栄養物質である「血(けつ)」が、加齢により減少して足腰を養うことができないことで起こります。また、「気」には身体を温め、全身隅々へ水分を運ぶ働きがあるため、「気」の不足は身体の冷えやむくみなどの症状を引き起こします。
牛車腎気丸は「気」「血」を補うことで冷えや痛み・しびれを解消し、水分代謝を高めることで体内に停滞した余分な水分を除き、足腰の重だるさやむくみを改善します。
下半身に力が入りにくかったり、下腹部が軟弱の場合には八味地黄丸、牛車腎気丸も使用します。
オキサリプラチンを使用した化学療法を完遂した進行・再発大腸がん患者90例を対象にした後ろ向き試験では、牛車腎気丸が末梢神経障害の発生を抑制する可能性が報告され1)、その後行われた22例の小規模前向き試験でも牛車腎気丸の有効性が再び示唆されました2)。進行・再発大腸がん患者を対象としたプラセボ対照多施設二重盲検前向き試験の第Ⅱ相試験(GONE試験)では、解析症例89例において末梢神経障害のグレード2以上の発現率を軽減させ、グレード3が半減することが示されました3)。一方、大腸がん患者310例を目標症例数にした第III相試験(GENIUS試験)では、中間解析で有効性が認められずに試験中止に至っています4)。
2024.4.9 牛車腎気丸 · 腰や下肢の脱力・冷え・しびれ排尿障害などの症状を改善する漢方薬
牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)は、高齢の特に男性で、夜に何度もトイレに行くというというような頻尿の改善によく用いられます。また、下半身のしびれ、坐骨神経痛など、主に「下半身」の病態に使われる漢方薬です。
特に高齢者の末梢神経炎と考えられるしびれや、糖尿病性神経障害に伴うしびれ、さらに、抗がん剤を服用した際に起こる下半身のしびれには有用性が高く、その作用機序も明らかになってきています。
しびれの症状がある場合、ビタミンB12系の薬を処方されていることが少なくありませんが、あまり効果が出ない人も多く、その場合、牛車腎気丸に変え、附子末を追加し、2週間程度服用してみると、効果があるかどうかを見極められます。
牛車腎気丸は頻尿に対しても大変効果があります。 また疼痛に対して、牛車腎気丸の内服が効果的な場合もあります。 ..
「牛車腎気丸」は、「八味地黄丸(ハチミジオウガン)」に「牛膝」と「車前子」という生薬を加えたものです。この薬は、体力が低下した疲れやすく、腰から下が冷えやすい方の、しびれや下肢や腰の痛み、むくみ、排尿障害などに用いられます。
このような状態は、漢方では「腎虚」ととらえられます。「腎(じん)」は、生きるエネルギーである「気(き)」を蓄えるところで、その働きが衰えると、前述のような症状が起きてくるのです。いわば老化にともなう症状で、「腎虚」を改善する「八味地黄丸」や「牛車腎気丸」は高齢者によく用いられます。
高齢者の頻尿(ひんにょう)、特に夜間頻尿をはじめ、腰痛や下肢痛、糖尿病の合併症の神経障害によるしびれなどに使用される。
原末 牛車腎気丸 500g(約5000丸) 【第2類医薬品】
八味地黄丸は、地黄(ジオウ)、山茱萸(サンシュユ)、山薬(サンヤク)の補腎益精薬で腎精不足を補い、牡丹皮(ボタンピ)、沢瀉(タクシャ)で腎の虚熱をさまし、沢瀉、茯苓(ブクリョウ)で補腎益精薬の潤し過ぎを抑えて、全体として腎精不足を補う。さらに、温陽散寒の附子(ブシ)、桂皮(ケイヒ)が血行を促進して全身を温め、特に腰から下が冷えて重だるい、腰痛など腎陽虚の症状を除く作用がある。 以上のように、八味地黄丸は腎精不足と腎陽虚の両面を補い、主として腎陽虚を補う。 牛車腎気丸はさらに、補腎利水の牛膝(ゴシツ)・車前子(シャゼンシ)が加わり下半身の浮腫、乏尿、排尿困難を改善する。
牛車腎気丸(ゴシャジンキガン):ツムラ107番の効能・効果、副作用
◆ 牛車腎気丸の適応で、胃腸虚弱な者には、香砂六君子湯や参苓白朮散などを一緒に用いるとよい。
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◆ 腎陽虚では、腰から下が冷えて重だるく、腰痛、下腹部が引きつる、浮腫、尿量減少あるいは多尿、夜間排尿などの症状がみられる。牛車腎気丸は腎陽虚の症状に、さらに下半身の浮腫、乏尿(極度の尿量減少)などの水湿の症状がみられるのが特徴。
ツムラ牛車腎気丸エキス顆粒(医療用) ; Q · 何のお薬?処方目的は? ; A
八味地黄丸に牛膝と車前子を加え、下肢の浮腫やしびれを除く処方。夜間排尿、尿は無色透明、下半身のだるさ、つまずきやすいなどが特徴である。
107ツムラ牛車腎気丸 - ゴシャジンキガン - · 効能・効果
「牛車腎気丸」は、中国の宋時代の漢方書「済生方(さいせいほう)」水腫門編に記載されている薬方です。加味腎気丸とも言われ、腎気を強める薬剤として知られる「八味地黄丸」に牛膝(ゴシツ)と車前子(シャゼンシ)を加えた処方です。特に尿量減少の甚だしいもの、腰痛に用いられます。
漢方では、重だるい、うっとうしい痛み、長く続く痛みは、筋肉や骨に栄養分が不足することで起こると考えられています。加齢による基礎代謝の衰えから熱量の産生が不十分になったり、水分の代謝が悪くなることで、冷えや余分な水分が生まれます。それらが「気」「血(けつ)」の流れを悪くすることで、患部へより「気」「血」が届かなくなり痛みが強くなります。
「牛車腎気丸」はこのような痛みに「気」「血」を補い、体を温め、水分代謝を良くすることで対処します。